お寺でキッズヨガ教室②ゴロゴロの効能
「外で遊ぶほうが楽しいよ」
と言ってた2年生のRくん。
そりゃそうだ、と私も思いながらも
なぜか参加してくれるので
様子を見ていると、
3回ほど回を重ねて、
座位での背骨がぴんと伸びてきました。

さなぎ(床でゴロゴロ)→ 犬 → ヒトデ → 人間
と進化していく「進化じゃんけん」
では、その日に会ったばかりの3年生Kくんと意気投合。
ふたりで寝っ転がって
「進化したくない」と同じ格好で
サナギを維持しています。

笑ってしまいました!
こういうのを見るたびに、
学校でもこういうゴロゴロできる
場所があればいいなと思います。
畳が好き!と言って
お寺に来るとすぐゴロゴロしてる子もいます。
子どもたちは今、タブレットに習い事に、、、
ほんとに疲れていると感じます。
ゴロゴロは、身体を重力から解放し、
友達と共にくつろぐ方法をおしえてくれます。
それを理屈ではなく
身体の感覚としてわかるよう、声をかけます。

先日、太陽礼拝まで終わったときに
子どもたちに質問してみました。
「目を閉じて、感じてみて。いま身体のなかで何が起こってる?」
5年生Lちゃん「循環。(手で胸から広がる動きをしながら)心臓からはじまってる」
2年生Mちゃん「すんごいぐるぐるまわってる、熱い」
すごくないですか??
保育業界のカリスマ汐見稔幸先生が、
「自分の中の自然を感じ、
外の自然と自分の内的な自然が上手に対話する力を育てることが大事。
そういう人間は外の自然をいいかげんにはしない」
とおっしゃっていて、
わたしはこの言葉を宝物にしています。
こういう教育が本当に大事なのだと
思っています。