アーユルヴェーダと春

まだまだ寒い日がありますが、

空気は湿気を帯び、
鳥たちがさえずりはじめ、
春の気配を感じますね。
春は、アーユルヴェーダでは


カパ(水)の季節です。

カパの質(グナ)は


重い
遅い
冷たい
鈍い
柔らかい
油のような・湿っている
粘る
なめらか

雪解けの泥に、
畑から上がる蒸気に、
風の冷たさに、
湿り気を帯びた空気の中に
カパの質を感じることもあるでしょうか。

アーユルヴェーダでは
自然界にあるものを
そのような”質”で捉え、


カパ(水)
ピッタ(火)
ヴァータ(風)


という3つのドーシャに分類しました。

それが森羅万象すべてのもの…

・季節
・時間帯
・年齢(年代)
・個人の資質
・身体の役割
・食べ物

などに当てはめることができます。


春は、水の質が増えます。
自然界でも湿度があがり、
空気が重くなり、
靄がかかったりします。

それと同じことが
自然の一部である私たちの身体にも起こっています。

たとえば

身体(気)が重い
食欲はあるが消化が遅い
鼻水が出る
咳・痰が出る
冷えている
朝なかなか起きられない
集中力低下
気力が出ない

上記はすべて、カパが増えすぎることで起こる症状。

もともとカパの質を
持っている人もいるし、
春という季節のせいで
カパが増えている
人もいるかもしれません。

アーユルヴェーダでは、
そんな時の対処法として、

「反対の質を足す」

ということをします。

たとえば、

重い→軽い
遅い→速い
冷たい→暖かい
鈍い→鋭い

というように。

寒い時には、

暖かいお風呂に入りますよね。
ふだん私たちが自然にやっていることで、
意識せずともそうして
バランスをとっています。

先日クラスで
アーユルヴェーダの話をしていたら、
「カパ(水)の人って多いですよね」と生徒さん。
その方はヴァータ(風)の質が多いとのこと。

びっくりして、言いました。
私「私のまわりはヴァータ(風)が多いです」
私はカパ質が強いのです。


遅い人は、速い人(ヴァータ)と
重い人は、軽い人(ヴァータ)と
鈍い人は、鋭い人(ピッタ)と

バランスをとって生きようとしているのかもしれません。

そうやってアーユルヴェーダの眼鏡をかけて
世界を見るととても面白いのです。

試しに個人の質をドーシャで考えてみると…
わたし西川は

【カパ(水)が強い】

何度も同じことをくりかえして
ゆっくり身につけるタイプ。
話し方もゆっくりで、
現代のスピードについていく気がありません。
ジョギングは息切れしますが、
登山やウォーキングなら大丈夫。
粘り強く根性がある方みたいです。


【ヴァータ(風)もある】

一方で、
常に考えごとをしていて、
高校生の頃はみんなそんなものだと
思っていたら違うと聞いてビックリ。
頭が忙しく、
面白いことを思いつくと
ワクワクと落ち着かず。
忘れ物が非常に多くご迷惑をおかけしております。

【実はピッタ(火)も強い】

昔はものすごい怒りんぼでした。
理屈で切り捨て、
納得できないとぷんぷん怒る。
よく学校をやめました。
人生で受験を4回やっています。
今ではほとんど怒ることはないですが、
現象を理論で説明できると喜ぶところは
今も変わりません。
ピッタの質です。

つまり、この人は「カパの人」
とジャッジするのではなく、その質が
その人の中にどれくらいあるか
を感じるための理論です。
どの質が今どのくらい増えていて
バランスがとれているかどうか
を見ていきます。

一人の人の中にも
3つのドーシャが混在しています。

そのバランスがとれていれば
いいのですが、
一つのドーシャが過剰に増える
と悪さをして病気になると言われます。