年末のご挨拶

今年もお世話になった皆さま、

公私共に歩んでくださった皆さま、

こころから、ありがとうございました。

40歳後半になって、いよいよだ、という気持ちで

いろんなものを手放して整理して

未知の道程を歩くようになりました。

そしたら、同じように未知の道を歩いている人に

ばったりと会うようになって

その姿から学ぶ機会も多くなり、

少しずつ覚悟が固まってきたような気がします。

先をゆく人のありがたさです。

日々はそれなりに波があり

「まさか」とうろたえるような出来事も

多々ありますが

でもそんなとき、呼吸があることは本当に救いです。

深く下のほうから瞬間的に助けてくれる、呼吸。

そして、瞑想も。

今年、Toshiro Miura先生の「心を知る瞑想　基礎１基礎２」

を受講してから、自分の瞑想ががらっと変わりました。

目を閉じた瞬間、受け取れる

「これでいいのだ」感。

「わたしが本当にいるべき場所はここなのだ」

と毎朝、毎日、

お金は一銭もかからずに

ただ身一つでどこででも

感じることができるのは、

本当にありがたいことです。

いつでも、戻ってこられるお家がある。

私があたたかい家を失うことは一生ないのだ、

と思うと、

なんという宝物を手にしたことか、と思います。

これも先人が、

たゆまず道を歩んできて実践を重ね、

伝えてきてくれたためだと思います。

こんな風になりたい、と思える人がいること。

智慧を持っていて、分けてくれる人がいること。

心から信頼できる人がいること。

大好きな人がいること。

決して当たり前のことじゃないと思います。

誰かを本当に大切にしたいと思ったら

失うことを想え、という言葉がいつも胸にあります。

今、大切にしたい人を大切にし

今、大切にしたいことを大切にする。

アクションする。

そのために手放す

必要があるものもある。

それを深く深く学ぶ年になりました。

でも、そうやって、尊敬する人も

同じように

研磨され

純化されていったのだということが

わかるようになってきました。

というわけで、来年もいい火加減で、進んでいこうと思います。

１月に再び10日間のヨガ教師トレーニングに行ってきます。

今年を一言であらわしてみますと

「情動」

身体が動くほどの感情が、あふれた一年でした。

明日はわからないけど、でも

「安心して居られる場所」

をいくつも見つけました。

そのほとんどが、自然の中でした。

自然に関わる人たちとの、関わりが深くなってきました。

そして大いなる自然

自分という小宇宙

呼吸という、膨張と収縮の世界

そこに居る方法を学べて、伝えられて、

わたしは幸せです。

関わってくださったすべての人に愛をこめて

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして出会ったことはないけど今も

心身の飢えや寒さを感じている人たちに

目を閉じ、祈りを捧げます。

世界が平和でありますように

ひとりひとりの痛みが少しでも和らぎますように

西川真木枝